「職場に味方がいない時どうすればいい?」
「相談できる方法を知りたい!」
このように考えたことはありませんか?
特に、人に頼る・相談するのが苦手な繊細さんは、悩むことが多いのではないでしょうか?
この記事は、そんな悩みを解決できる内容になっています。
本記事を読んだら、職場に味方がいない時でも対処することができるようになるでしょう!
記事の前半では『職場に味方がいない原因』や『職場に味方がいないデメリット』を解説します。
そして記事の後半では『職場に味方を作るメリット』や『職場に味方がいない時の対処法』5つを具体的に解説します。
職場に味方がいない原因
そもそもなぜ職場に味方がいないのでしょうか?
その原因について、①個人的な問題、②組織的な問題の2パターンに分けて6つ確認しましょう。
以下に原因をまとめました。順に解説しますね。
個人的な問題
結果主義
1つ目の理由は「結果主義」です。
仕事での評価を「結果さえ出せばいい」と考えているということです。
しかし、自分ですぐできる短期的な結果を求めることが多く、他者と協力することは避けがちです。
偏った結果主義は、味方がいない状態を招く理由になる!
仕事の質が低い
2つ目の理由は「仕事の質が低い」です。
もちろんこれはクリエイティブな部分ということでなく、仕事をやるうえでの一定の基準のことです。
最低限の基準ができないと、誰かがその尻拭いをしている可能性が高いです。
ずっと仕事の質が低いままだと、味方についてくれる人が少なくなってしまう...。
何でも人に頼ってばかり
3つ目の理由は「何でも人に頼ってばかり」です。
人には頼るけど、自分は任された仕事をしないような状態のことですね。
こんな状況では、味方になろうとしてくれる人はよっぽどのお人好しくらいになります。
自分でできる仕事も人に頼っているともっと信頼を失ってしまいますよ!
組織的な問題
コミュニケーション不足
4つ目の理由は「コミュニケーション不足」です。
情報や意見交換が少ないことですね。
例えば以下のようなことです。
こんな状態だと、味方を作る以前の問題です。
個人による成果主義の人が多い
5つ目の理由は「個人による成果主義の人が多い」です。
成果主義の人が多く、組織的な風潮になっている状態のことですね。
営業などで、それぞれが結果を求めて、他には干渉せずに競争が起こっている感じがイメージできるでしょう。
過度に個人での競争が起こっているため、他者との協力が少なくなってしまう。
トラブルを避けたい
6つ目の理由は「トラブルを避けたい」です。
組織を紐解くと、個人の集まりですよね?
各個人には考え方や仕事の進め方が異なることあるでしょうが、協力し合わないと大きな成果には結びつきません。
個人間でのトラブルを避けたいということで、結果的に味方がいない組織になってしまっては本末転倒!
職場に味方がいないデメリット
職場に味方がいないと、みなさんにとって良くないことが起こるかもしれません。
ここからは、職場に味方がいないデメリットを3つ紹介していきます。
以下にデメリットをまとめました。順に解説しますね!
相対的に労働時間が増える
1つ目のデメリットは「相対的に労働時間が増える」です。
職場では、得意分野が異なる個人が集まっているはずです。
しかし、職場に味方がおらず協力が起こりづらいと、全部1人で終わらせる必要があります。
全部ではなくても、1人で進める仕事が多くなると、労働時間は増えてしまう。
仕事の質が低くなる
2つ目のデメリットは「仕事の質が低くなる」です。
得意分野が異なる個人が集まっているのに、味方がいないとそれぞれの得意が生かされることはありません。
協働が起こらないと、自分が苦手な分野をこなす必要も出てきてしまいます。
協力して仕事を進めることができないと、仕事の質は低下していく。
精神的ストレスが高くなる
3つ目のデメリットは「精神的ストレスが高くなる」です。
職場に味方がいないと、分からない部分の質問がしづらい雰囲気があり、息が詰まりそうになります。
また仕事以外でも、ストレス軽減のために少しの雑談などが必要になってきます。
しかし、職場に味方がいない状況で気安く会話ができる人はいないかもしれません。
これらのような状態だと、精神的に辛くなってしまう。
職場に味方を作るメリット
次に、職場に味方を作るメリットを3つ確認していきます。
職場に味方を作ることで、多くの恩恵がありますよ!
以下にメリットをまとめました。順に解説しますね!
スキルが向上する
1つ目のメリットは「スキルが向上する」です。
組織には同じスキルを持った人もたくさんいますが、それぞれに得意分野があります。
例えば、資料作成、プレゼン、営業などのスキルがあります。
自分がまだ不得意に感じている分野のスキルを教えてもらえると、そのスキルが向上していくでしょう!
職場に味方がいることで、仕事で使うスキル向上にも役立つんですよね!
昇進・昇給の助けになる
2つ目のメリットは「昇進・昇給の助けになる」です。
職場で味方がいると、それぞれの得意分野を生かした協働が起こりやすいです。
そうなると、大きい仕事がこなせたり、成果物の質が高まったりしていきます。
また先ほど述べた通り、個人のスキルも向上していきますよね。
これらのことで評価されて、昇進や昇給につながる可能性がある!
将来のチームを作りやすくなる
3つ目のメリットは「将来のチームを作りやすくなる」です。
みなさんも何年か経てば、マネジメント力を含めた様々なスキルもついてきて、リーダーのポジションに抜擢されるかもしれません。
その際に、味方がおらず協働が起こりにくい組織だとどうでしょうか?
労働時間も増え、仕事の質も下がり、精神的ストレスも高まっていくでしょう。
お互いの得意分野を認め合った仲間を作ることができていれば、将来リーダーになった時も助け合いが可能!
職場に味方がいない時の対処法
ここまで、職場に味方がいない原因、職場に味方を作るメリットを確認してきました。
ここからは、職場に味方がいない時の対処法を個人的・組織的な問題の2パターンで5つ解説していきます。
どれか1つからやり始めても構いませんよ!
以下に対処法をまとめました。順に解説しますね!
個人に問題がある場合
チームでの成果に着目する
1つ目の対処法は「チームでの成果に着目する」です。
特に個人による結果主義が強い人は、チームでの成果に重きを置くと良いでしょう。
組織にとって、個人の能力で生み出した成果はもちろん重要です。
しかし、個人による成果よりもチームでの成果はそれの何倍にもなります。
組織としても、成果が出るのなら大きい方が良いのではないでしょうか?
相談できる相手を見つける
2つ目の対処法は「相談できる相手を見つける」です。
味方がいないのに、「どうやって相談できる相手を見つけるの?」と思ったかもしれません。
以下のように思っている人もいるのではないでしょうか。
「相談したら時間を取って、迷惑がかかるんじゃないか?」
「相談したら、バカに思われるんじゃないか?」
そんな時には、自分がすでに自分が知っていることや、時間がかからない作業のことについて質問するのがいいでしょう。
すでに知っていることなら、相手に時間をかける心配はありません。
また、あなたも質問をされて時間がかかることはありませんか?
仕事を組織でしている限り、お互いに時間がかけて進めていくことは当然です。
そこで親切に教えてくれる人や、話しやすい人に今後も相談していくようにしましょう!
信頼貯金を溜めてから使う
3つ目の対処法は「信頼貯金を溜めてから使う」です。
先ほど、相談したら時間を取って迷惑がかかると感じる人もいるといった話をしました。
そうなのであれば、先に信頼を貯めてから時間をもらいましょう。
先に他の人の相談に乗ったり、手伝ったりしてあげるのです!
職場を見渡してみると、何かしら困っていることがありますよね?
そういった困り事を解決して信頼を貯めてから、あなたの相談に乗ってもらうといいでしょう!
組織に問題がある場合
上司に相談する
4つ目の対処法は「上司に相談する」です。
チームでの成果は個人のものよりも大きいため、上司は社員間で協力し合うことを望んでいるでしょう。
したがって、上司にとって「味方がいない」と感じている社員の存在を放っておくことは、成果が小さくなってしまうリスクがあります。
気を遣わずに話ができる同僚や部下がいない場合には、上司に相談するのが良い!
転職活動を始める
5つ目の対処法は「転職活動を始める」です。
ここまでの対処法を用いても、「味方がいない」と感じるのであれば、それはもう自分で解決できる問題ではないかもしれません。
特に、自分から相談に乗ったり、仕事を手伝ったりしているのに、自分の相談や手伝いはを断られることがあった場合です。
このような職場でなくても、みなさんの力を存分に発揮できて、評価を受けられる職場はたくさんありますよ!
そのために、転職などの選択肢を持つことを強くオススメします!
注意点
ここまで、『職場に味方がいない時の対処法』を5つ解説してきました。
方法はある程度理解できたけど、何か注意することはあるの?
最後に、注意点を2つ示しておきます。
以下2点を守ることで、信頼を貯めながら冷静に職場で働くことができるでしょう!
順番に説明しますね!
長期的に信頼を積み上げる
注意点1つ目は「長期的に信頼を積み上げる」です。
信頼は短期間で貯めることはできません。
昨日今日、相手の仕事を手伝ったからと言って、自分の仕事を手伝ってもらえるなんてことは起こりません。
1〜3ヶ月以上は、信頼を積んだと言える行動を続けてみましょう!
自分を責め過ぎない
注意点2つ目は「自分を責め過ぎない」です。
味方がいないことを自分のせいにする人がいます。
しかし、自分の力で他人を完全にコントロールすることは不可能です。
相手が思ったように話を聴いてくれなくても、自分のせいだと思わないように!。
まとめ
今回は記事前半で、『職場に味方がいない原因』を確認したうえで、『職場に味方がいないデメリット』を説明しました。
そして記事後半では、『職場に味方がいない時の対処法』を解説してきました!
まずは、チームでの成果に着目したり、上司に相談してみましょう!
そして、信頼を溜めて、その信頼貯金を使って、相談相手を見つけていきましょう!
この能力が身に付いたら、以下のような変化があるでしょう!
今回の記事が参考になってくれることを心から願っています!