「人に頼ることって何がダメなの?」
「人をあてにせず、自分で仕事したい!」
このような悩みを持ったことはありませんか?
この記事は、そんな悩みを解決できる内容になっています。
本記事を読んだら、職場の人に頼りすぎないで自分で決めた仕事ができるようになるでしょう!
記事の前半では『仕事で人に頼ってばかりの人の特徴・心理』や『何でも人に頼ることのデメリット』を解説します。
そして記事の後半では『何でもかんでも人に頼る人のための改善策』を4つ具体的に解説します。
仕事で人に頼ってばかりの人の特徴・心理
まずは、仕事で人に頼ってばかり・あてにしている人の特徴と心理を確認していきましょう。
「寂しいから頼る」といった感情での関わり以外でリストアップしていきます。
まとめると以下の通りで、順に解説していきます。
サボりたい
1つ目は、ただ単に「サボりたい」「自分が楽をしたい」という理由で、すぐ人に頼ってしまう人がいます。
自分の時間を使わないため、自分視点からは効率的に仕事がきていると感じているかもしれません。
もしかしたら、「自分は優秀だ!」と思っている人もいるかもしれませんね。
確かに自分の使える時間は増えているので、ある意味では優秀と間違って評価されてしまうパターンもあります...。
責任を回避したい
2つ目の理由は「責任を回避したい」というものです。
会社などの組織では、担当者や責任者というものが決められますよね?
仕事が上手く回っている時は良いのですが、状況が悪い時だってあります。
そういった時に、自分の判断の責任を取りたくないという予防で、人に判断を委ねてしまう人がいます。
責任を取るのは誰だってやりたくないので、気持ちだけは理解できる理由ですね。
段取りができない
3つ目は「段取りができない」「段取り力が低い」といった理由です。
段取り力とは、「仲間と協力して、期限内に最終目標を達成できる計画を立てる力」のことです。
この計画を立てることができず、何からやれば良いか分からない結果、すぐ人に頼ってしまいます。
仲間と協力することは悪いことではないのですが、自分で計画を立てる力がないと他人に頼りすぎてしまいます。
自分で判断ができない
4つ目の理由は「自分で判断ができない」というものです。
自分で判断する力がないと、段取り・計画できる力を持っていても、最終判断は人に頼らざるを得ません。
自分の権限以上のことであれば、判断を仰ぐのは問題ありません。
ただし、自分に任された仕事であれば、判断する力を持っておきたいところです!
仕事を人に頼ってばかりの人には様々な理由がある!
他者の強みを利用したい
5つ目は「他者の強みを利用したい」といった理由です。
これに関しては、非常に良いことの例です。
自分で段取りを組み、判断・実行し成果をあげていく過程で、他の人の強みを利活用するということですね。
例えば、資料作成、データ分析などが得意な人に手伝ってもらうことです。
この利活用をすることで、自分も良い成果を得ることができますが、他の人にも活躍する場を作ることができます!
じっくり観察してみると、このような人が職場にいるでしょうか?
仕事で何でもかんでも人に頼ることのデメリット
仕事で何でもかんでも人にあてにしていると、以下のようなデメリットが出てきてしまいます。
このようなデメリットは避けておいた方が良いですよね!
デメリットをまとめると以下の通りで、順に解説していきます。
時間に追われ残業が増える
常に助けてもらえない
何でもかんでも人頼みの人は、頼んだ人がいつも助けてくれると思っているでしょう。
しかし、その人の時間も有限で、忙しくて断られることもあり得ます。
さらに言うと、その人が転職や退職をして、会社にいなくなることも可能性としてありますよね。
この場合、助けてくれる人はいなくなり、自分で時間に追われながら残業をすること!
段取り力がつかない
人に頼ってばかりいると、本来身につけるはずだった段取り力が身につきません。
仕事は組織的に取り組むのが基本ですが、細かい仕事はそれぞれの個人がこなすことになっているでしょう。
そんな時に、見通しのある計画を立てることができないと、限られた時間で仕事を終えるのは不可能です。
人をあてにしすぎて、段取り力を身につけていないだけで、定時に帰ることが不可能になってしまう!
職場の居心地が悪くなる
人の時間を奪っている
人に頼ることは、成果を得るために時間を使うので、ある意味で等価交換の原則に従います。
ただし、成果を得ているのは「あなた」ですが、時間がなくなっているのは「他人」なんですね。
これを続けていると、時間泥棒として認識され、職場での居心地は悪くなっていくでしょう。
これを続けてしまうと、人に頼み事をしても断られる可能性は高くなってしまいます!
責任感が感じられない
『仕事で人に頼ってばかりの人の特徴・心理』でも説明した通り、自分の権限以上のことについて他人に判断を仰ぐのは問題ないでしょう。
ただし一方、何でもかんでも人に頼ることは禁物です。
他の同僚も日々の業務に忙殺されているため、自分の範囲内の仕事まで頼んでしまうと責任感がないというレッテルを貼られます。
そうなってしまうと、他の人から避けられて仕事がやりにくくなる!
昇進が難しくなる
自己決定力をつけられない
何でも人をあてにしてしまう人は、「自分で決める」といった自己判断・自己決定の経験が極端に少ないです。
大きい仕事は組織として決定することが多いですが、細かい仕事は自己決定しないと時間がいくらあっても足りません。
また、いずれ課や部のリーダーとしてやっていってほしいのに、自己決定できない人を抜擢することはリスクとなります。
自己判断・自己決定できないと、昇進が遠のいてしまうことは言うまでもありません!
信頼がない
何でも人に頼ってしまう人は、他者からの信頼を積むことが難しいです!
ここで「何でも人に頼ってしまう人に対しては、普段頼まれてるから、逆にお願いしやすいんじゃないの?」と思ったかもしれません。
しかし、人にすぐ頼み事をする人に何かお願いをしても、また逆に頼み事をしてきそうじゃないですか?
となると結果的に、すぐ他人に頼る人は誰からもお願いをされず、単純に「人に頼ってばかりの人」というレッテルを貼られるだけです。
残念ながら、人を当てにする人は信頼が溜まりにくく、昇進が困難なポジションに落ち着いていきます。
何でもかんでも人に頼る人のための改善策
ここからは、何でもかんでも人に頼る人のための改善策4選を解説していきます。
改善策は以下の通りで、順に解説していきます!
サボりたくなる理由を考える
改善策1つ目は「サボりたくなる理由を考える」です。
サボりたいという気持ちは、必ずしも悪いことばかりではありません。
以下、2パターンで考えてみましょう。
仕事が楽しくない
まずは「仕事が楽しくない」という理由で、サボりたくなる場合です。
・自分のスキルが低い
自分のスキルが低くて仕事が上手くいかないから楽しくない場合、これは人に頼りつつ自分のスキルを伸ばすしかありません。
いつもより頼る頻度を半分程度に減らして、段取り力をつけてタスクをこなせるようにしていこう!
・興味のある分野じゃない
自分の興味のある分野や業界じゃない場合、まずは自己分析をして、自分の好きなこと、興味のあることを洗い出すことをオススメします。
また、今いる会社でも興味のある分野と絡んだ仕事ができるか、上司に相談するのも良いと思いますよ!
それでも今の会社では、自分の興味のある分野の仕事をやるのが難しい場合、転職することをオススメします。
・貢献感や達成感がない
自分の仕事に意義が見出せない、やっていて達成感がないと、気持ち的にしんどいですよね。
その場合は、「自分の仕事って社会の誰を幸せにしているんだろう?」と考えてみることです。
単純な仕事でも、意外と見つかるかもしれませんよ!
職場の人や、他の仕事の友人に尋ねてみるのもアリですよ!
真面目にやっても無駄・評価されない
次に「真面目にやっても無駄・評価されない」という環境の理由で、サボりたくなる場合です。
もちろん成果を出しているのが前提となりますし、人間関係などで評価されていない可能性も残っています。
その場合に当てはまらない場合、率直に言うと「いてはいけないダメ職場」です。
以下のような状況だと、やる気がなくなりサボりたくなるのも分かります。
このような職場ではなくてもあなたの力を存分に出して、評価も受けられる職場はたくさんありますよ。
転職などの選択肢を持つことを強くオススメします。
将来頼られる立場になることをイメージする
改善策2つ目は「将来頼られる立場になることをイメージする」です。
自分が頼っている時は楽で良いのですが、頼られた時のことは考えたことがあるでしょうか?
将来的に、あなたは中堅以上になっていき、自然と頼られる側になっていきます。
その時のために、人に頼りすぎないメリットがあります。
以下の2パターンで考えてみましょう。
頼りすぎる人を量産しない
自分が人に頼りすぎていると、それが職場の文化になり、人をあてにした部下も多く育っていきます。
そこで、「自分でできる範囲の仕事は責任を持って自分でやる」という文化を作ることで、そういう人が増えていきます。
その方が、自分が上司になった時には楽になると思いませんか?
判断する練習になる
自分が頼られる時に、判断力・意思決定力がないと困りますよね。
例えば、以下のような場合には判断が求められるでしょう。
ただ、何でもかんでも人に頼ってばかりだった人が、判断する力をすぐに身につけることはできません。
人に頼ることは短期的には楽ですが、長期的には自分の首を絞める結果となってしまうことが分かると思います。
段取り力をつける
改善策3つ目は「段取り力をつける」です。
段取り力が低いと、そもそも仕事の計画を立てることができず、何からやれば良いか分からない状態に陥ります。
この場合は、時間内に仕事が終わらないので、最終的に人を頼ってしまう手段を取ることになるでしょう。
しかし、その手段は人の時間を奪うことになるため、やはり最低限の段取り力は身につけておくべきでしょう。
ちゃんと仕事の見通しがついて、同僚の強みが生かせそうであれば、頼りではなく相談という形でお願いができます!
最悪断られても、仕事の見通しはついているので問題はありませんね。
頼る判断基準を作っておく
改善策4つ目は「頼る判断基準を作っておく」です。
基準を利用することで、頼る・頼らないの判断が瞬時にできて楽ですよ!
自分の役割範囲内にあるパターン
最初は「頼らない」パターンです。
自分の任された仕事の範囲内なら「人を頼らない」と決めましょう。
特に、通常のルーティン業務、過去やられたことがある業務となる場合に用います。
会社組織でやる仕事は、属人化されたものを少なくする必要があるため、マニュアルがあったり、記録が残っていたりしますよね?
このようなマニュアルや過去記録を使える場合は、人の時間は奪わずに、自分の力にしてしまいましょう!
人の時間を奪わずにやると、自然と信頼も後からついてきますよ!
自分では判断がつかないパターン
次は「頼る」パターンです。
自分でやり切った仕事、自分の役割を超えた仕事、組織として新しい仕事については、「人を頼る」を選びましょう。
自分でやり切った仕事において、もう少し他の人の力を借りた方が成果物が良くなることは頼りましょう!
自分の役割を超えた仕事では、上司とのコミュニケーションを円滑にするために、報告や相談を用いるのがベスト。
組織として新しい仕事の場合、前例がなく情報が不足しているため、人に頼ることは周りからしても問題ない空気感になっています!
上記のパターンでは早期に「人に頼る」を選ぶのがポイントとなるでしょう!
注意点
ここまで、何でもかんでも人に頼る人のための改善策を4つ解説してきました。
人に頼らない方法は理解できたけど、何か注意することはあるの?
最後に、注意点を2つ示しておきます。
以下2点を守ることで、何でも人に頼らず適切に頼ることができるようになるでしょう!
順番に説明しますね!
頼ること自体は悪ではない
本記事では「何でもかんでも人に頼ることのデメリット」を解説しました。
実際に、何でも人のことをあてにすると評価は下がります。
ただし、「頼ること」すべてが悪ではありません。
新しい仕事に挑戦する過程で不明点が出てきたから、人に頼っていることもあります。
頼るという選択肢を排除せずに持っておくことを意識しておきましょう!
ゆっくりと依存しないことを目指す
今まで人に頼ることが多かった人は、人を頼らない状態をいきなり目指すのは大変です。
少しずつ自分でできることを増やすよう意識して、頼りたくなっても10分は自分で考えてみるところから始めましょう!
最終的には他人中心ではなく、自分で仕事をコントロールできるようになると、心も安定して仕事に取り組めますよ!
まとめ
今回は記事前半で、『人に頼ってばかりの人の特徴・心理』を確認したうえで『何でも人に頼ることのデメリット』を説明しました。
そして記事後半では、『何でもかんでも人に頼る人のための改善策4選』を解説してきました!
まずは、サボりたくなる理由を考えてみましょう!
そして、逆の立場を想像してみたり、頼る判断基準を作ってみたりしてみましょう!
この能力が身に付いたら、以下のような変化があるでしょう!
今回の記事が参考になってくれることを心から願っています!