「なんでギリギリまで仕事ができないの?」
「早く仕事を終わらせる方法を知りたい!」
このように考えたことはありませんか?
特に、簡単な仕事でも考え過ぎて疲れてしまう繊細さんは、悩むことが多いのではないでしょうか?
この記事は、そんな悩みを解決できる内容になっています。
本記事を読んだら、仕事をギリギリではなく早く終わらせることができるようになるでしょう!
記事の前半では『ギリギリまで仕事をやらない理由 』や『仕事を後回しにすると起こるデメリット 』を解説します。
そして記事の後半では『ギリギリまで仕事を後回しにしない4つの方法』を具体的に解説します。
ギリギリまで仕事をやらない理由
仕事を後回しにするのはダメと分かっているけど、なぜギリギリまで先延ばしにしてしまうのでしょうか?
この後回しにしてしまう理由を理解して対策できれば、仕事を先送りせずに早く終わらせることができそうですよね!
後回しにしてしまう理由には、以下のようなものがあります。
順に解説しますね!
最終ゴールが不明瞭
1つ目の理由は、「最終ゴールが不明瞭」だからです。
最終的に何を求められているのかが明確じゃなければ、そのプロセスも全く決まってきません。
例えば料理であっても、作りたいものが決まっていないと動けませんよね?
何の材料を買って、どんな調理をするのか動きようがありませんからね。
料理でも仕事でも、最終ゴールが不明だから、最初の行動を先延ばしにしてしまうんですよね!
ギリギリで間に合った経験
2つ目の理由は、「これまでの仕事でギリギリ間に合った経験」によるものです。
過去の間に合った記憶から、「この時期から始めれば間に合うよ!」となり、動き始めが遅くなっています。
経験を持っていることは重要ですが、不測の事態が起こると期限に間に合わない可能性があります!
経験は参考にする程度で留めておくのが良いでしょう。
ギリギリ間に合った経験を「成功体験した」と思わない!
やる気が起こらない
3つ目は、「やる気が起こらない」という理由です。
任された仕事に興味がない、自分の調子が悪い、仕事を振ってきた上司と合わないなど様々なパターンがあります。
僕もなぜかやる気が出ずに、仕事を後回しにしてしまう経験が何度もあります。
いずれにしても、組織としてやる場合には、任された仕事は一旦終わらせる必要が出てくるのがしんどいですよね。
この場合も対策を打つことができます!
仕事を後回しにすると起こるデメリット
仕事を後回しにすることが悪いことは、みなさん既に分かっていると思います。
具体的には以下のようなデメリットが起こります。順に解説していきますね!
成果物の質が下がる
ほとんどの仕事には、締切や納期がありますよね?
仕事をギリギリまでやらず後回しにしていると、締切間際に終わらせる必要があります。
こんな状態だと、その仕事の成果物の質が高くなるわけがありませんね。
僕も講演会をやったことがあるのですが、期限ギリギリに作った資料は妥協したものでした。
なんとか口頭説明である程度理解してもらえたと思いますが、受講者の方にとっては満足度を下げていたかもしれません。
結果的に、満足度の低下は自分の低評価につながることに注意!
重要な仕事・緊急な仕事に対応できない
仕事をやっていくと、複数のことが同時進行していくことがありますよね?
また、途中で修正・変更があったり、新しく緊急な仕事が舞い込んでくることが日常茶飯事でしょう。
仕事を後回しにしてしまうと、こういった変更や新しい緊急仕事に対応できません。
そうなると、上司・同僚・部下から「段取り・要領の悪い人だな」と評価を下げてしまいます。
そして、重要な仕事を任せてもらえなくなったり、やりがいのある仕事に注力する時間も減少していくでしょう。
後回しにしないのは、緊急な変更・新規仕事に対応するため!
しんどい時間が長く続く
極端な話をすると、嫌な仕事は一番最初にするべきです。
嫌な仕事を後回しにした場合、その仕事を思い出す度に「なんか嫌だな〜」という気持ちになってしまいます。
ただし、最初に嫌な仕事を終わらせておけば、しんどい気持ちが続く時間を最小限に抑えることができます。
仕事を先送りにしてしまうことで、精神的にもストレスを与えることになっているのです。
仕事を後回しにしないメリット
次に、仕事を後回しにしないメリットについてです。
仕事を先延ばしせずに早く終わらせることで良いことが起こります!
周囲からの信頼や評価が上がる
期限を守っている
仕事を後回しにせず早く終わらせること、つまり期限を守ることで、信頼や評価が上がります。
周りからすると、「あの人に任せれば大丈夫だ!」といった安心感を得られるので当然と言えば当然ですね!
ただそうなると、「逆に、仕事が増えるんじゃないの?」と意見が出てきそうです。
これについては問題ありません!
受けられるだけ仕事を受けて、無理なものは断ってください!
期限を何度も守り信頼を積み重ねているので、何度か断っても信頼は崩れません!
質の高い成果物を作っている
信頼を得ているのは、ただ期限を守っているからだけではありません。
早く仕事に取り組み始めた分、成果物の質も上がっています。
質の高い成果物を出された相手は、次の仕事もお願いしたいはずです!
期限に余裕をもつと成果物の質も上がり、信頼も上がっていく!
自分でやる仕事を選択できる
時間配分を決められる
様々な仕事を後回しにすると、時間をかけたい仕事に使えず、注力したくない緊急な仕事に時間を使ってしまいます。
一方、嫌で緊急な仕事を早く終わらせることができるようになると、やりたい仕事に時間を使えるように時間配分ができます。
上記の例のように、後回しは自分の首を絞め、早めの仕事遂行は自分を助けることにつながります!
他者から提案される
仕事を先延ばしにせず早く終わらせることで、周囲からの信頼を得られることを説明しました。
また、質の高い成果物を作っていることも周囲には伝わっていくでしょう。
そうなると、他者から見たあなたの得意なこと、力を入れていることも伝わっていきます。
あなたに合った仕事の提案をしてくれる可能性アップ!
ギリギリまで仕事を後回しにしない4つの方法
ここからは、ギリギリまで仕事を後回しにしない4つの方法について解説をします。
仕事をギリギリまで後回しにしない方法は以下の通りで、順に解説していきます!
最終ゴールとタスクを具体化する
そもそも、仕事を後回しにする理由として「ゴールがないから何をしたら良いか分からない」が挙げられます。
何に向かって仕事をするのか分からない結果、先延ばしにするのは当たり前ですよね!
そこで1つ目の方法として、仕事が任されたら最初にやる「最終ゴールの確認」と「タスクの洗い出し」があります。
これができていると、具体的に行動が可能なため、仕事が後回しになる確率が下がります!
確認する方法としては、仕事を与えてもらった上司やクライアントに尋ねることが最も簡単な方法ですね!
もし小さい仕事で、特に相手方からの指示がなければ、自分で仮の設定をするのが良いでしょう!
一番最初にやることはゴールを決めること!そうすれば、やるべきタスクが見えてくる!
締切を2つ準備する
2つ目の方法は、①最低限ゴールの締切、②最終ゴールの締切という「2回の締切を作る」です。
通常だと、仕事の締切は最終期限の1回であることが多いでしょう。
ただし1回の締切だと、後回しにしてギリギリで間に合わせるようにする場合が出てきます。
そこで2つの締切を設定することで解決していきます。
最低限ゴールの締切
最低限のゴール締切までには、その仕事の最低限クリアとなる成果物を出します。
最終ゴールを確認しておけば、最低限何をやれば良いのかは明らかです。
この最低限のゴールを早くクリアすることで、余った時間を他のことに使えます!
自分が注力したい仕事、こだわりたい仕事に時間を使っても良いでしょう!
最終ゴールの締切
最低限ゴールの締切後に、さらに成果物の質を上げたければ、最終ゴール締切まで時間を使います。
最低限の成果物は出せる状態なので、精神的に焦らずに質を高めることができますよ!
自分だけで質を高めずに、同僚や上司に最低限の成果物を見せて、意見をもらうのも非常に良いやり方ですね。
10分以内で終わるものだけやる
3つ目の方法は、「10分以内で終わるものをやる」です。
本来仕事は、利益につながる重要な仕事に注力するべきで、長い時間がかかるものが多いです。
例えば、企画や会議、資料作りといった長い時間かかるものがありますね。
こういった重要な仕事は先が見えにくく、やる気も出なかったりして、後回しにしてしまいがちです。
ただ一方で、その重要な仕事には、10分以内の短時間で終わる仕事が付随していることも多々あります。
例えば、連絡や報告メール、業界の情報収集などは、5ー10分程度で終わるものもありますよね。
重要な仕事を後回しにしていると感じたら、10分以内で終わるものだけをやってみてください!
長時間かかるタスクと短時間のタスクに分解することを意識!
仲間に聴くことを仕事にする
4つ目の方法は、「仲間に聴くこと自体を仕事と捉える」です。
仕事というと、PCに向かって作業をしたりすることを想像すると思います。
しかし、こういった作業は1人でできるため、後回しにしてしまいがちです。
そんな時は、自分の抱えている仕事について仕事仲間に話をして、アドバイスや意見をもらったり、情報収集するのが良いでしょう。
思いもよらないアイディアをもらうことができ、1人でやる作業にも手を伸ばしたくなるでしょう!
仲間との会話も仕事のうちと捉えると、仕事へのハードルも下がるのでは?
注意点
ここまでは、『ギリギリまで仕事を後回しにしない4つの方法』について解説してきました。
仕事を後回しにしない方法は理解できたけど、何か注意することはあるの?
最後に、注意点を2つ示しておきます。
以下2点を守ることで、上手に仕事を終わらせ、やりがいある仕事に注力することができるでしょう!
順番に説明しますね!
後回しにする場合を覚えておく
先ほど、後回しにしない方法として「10分以内で終わるものだけやる」と説明をしました。
ただし、短時間で終わる仕事は進んでいる感じはあるのですが、大きいことは達成しにくいです。
ここで覚えておいてほしいのが、「仕事の後回しは常に悪ではない」ということです。
仕事は、重要度と緊急度の2つの観点から見ることができます。
緊急な仕事に即時対応するのは良い面もあるのですが、そうなると重要な仕事に手をつけることができません。
緊急な仕事も少しだけ後回しにして、重要な仕事に手をつける時間も取ってみましょう。
短時間のものを意識的に残す
短時間の仕事を意識的に残すこともポイントです。
なぜなら、毎日の仕事には5〜15分程度のスキマ時間が何回か出現するからです。
このスキマ時間を使って10分以内で終わる仕事ができると、他のまとまった時間で大きな仕事に取り組むことができます!
まとまった時間があるのに、短時間で終わる仕事に使うのはもったいないですよね。
ぜひ、意識的にスキマ時間のために、短時間仕事を残してみてください!
後回しにする場合もある!スキマ時間のために短時間の仕事を残す!
まとめ
今回は記事前半では『ギリギリまで仕事をやらない理由 』を確認したうえで『仕事を後回しにすると起こるデメリット 』を説明しました。
そして記事後半では、『仕事を後回しにしないメリット』や『ギリギリまで仕事を後回しにしない4つの方法』を解説してきました!
まずは、最終ゴールの確認や10分以内の仕事から取り組んでみましょう!
そして2つの締切を作る方法を使い、最低限ゴールまですぐに仕事を終わらせて、時間に余裕を持った状態を目指しましょう!
この仕事を後回しにしない力が身に付いたら、以下のような変化があるでしょう!
今回の記事が参考になってくれることを心から願っています!